コーヒー需要が上がっている一方で供給を妨げるサプライチェーン問題や国際紛争

アメリカ食品情報

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コーヒーを生産していない国々からのコーヒー需要は高まっていますが、サプライチェーン問題や国際紛争の影響によってその動きは鈍化しそうです。コーヒー非生産国かつ再輸出をせずに国内だけでコーヒーを消費する国々全体では、2022年の第一四半期で昨年に比べて7%以上増えています。アメリカは4.6%、EUやイギリスは9%と最も大きな成長を見せています。

2021年はコーヒー非生産国のコーヒー消費量は急激に下がりました。コーヒー豆の価格は不作や国際紛争、パンデミックによる輸送コスト上昇などの影響で、近年、極端に上昇しています。

特に過去に例を見ない収穫量減少はコーヒー豆の価格上昇に大きく影響しています。ブラジルでは過去100年で最もひどい干ばつが起こり、2021年にはブラジルの主要輸出商品であるアラビカコーヒー豆は過去5年間でもっとも高い価格を記録しました。

国際コーヒー機関によると、2021年10月~2022年9月シーズンは世界の市場全体で300万袋以上不足すると予測されています。ブラジルの歴史的な干ばつが大きな要因ですが、輸送の問題もあります。サプライチェーンの混乱により、ブラジルでは出荷用コンテナ不足の問題も抱えているのです。

世界経済の先行き不安と消費や輸入の減少によって市場はさらに変化するでしょう。ロシアとウクライナの争いによって世界的なコーヒー需要は落ち込み、2022~2023シーズンには不足から一転して余剰が出ることになると見られています。ロシアへの経済制裁によって輸入品の価格は既に20%上昇しています。ロシアでのコーヒー消費量は100万袋近く減り、ウクライナでも国外への非難などによって40万袋程度、需要が落ち込むでしょう。

毎朝コーヒーを飲む消費者にとっては、今後数か月で価格の上昇を実感することになりますが、それがどの程度なのか、その時にならない限り分かりません。

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