アメリカでは食品・飲料ブランドは消費者からの信頼度が他の商品よりも高い

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最近行われた調査では、10人に7人以上のアメリカ人(成人)が食品・飲料メーカーを信頼していて、これは他のすべての商品と比べてかけはなれた数字であることが示されました。

一方で、食品・飲料は移り変わりが最も激しい商品でもあり、信頼を失うと簡単にお客さんは離れていき別のブランドのものを買うようになります。

調査では、72%のアメリカ人消費者が食品・飲料業界(メーカー)を信頼していると答え、次いで医療が64%と2番目でした。そして、金融サービスが63%、旅行が62%、自動車が61%、テクノロジーが60%、小売・ネット販売も60%、メディア・エンターテインメントが45%となっています。

食品・飲料への信頼は世代によって差があることも明らかになっています。ベビーブーム世代(1940~1959年生まれ)は84%が食品・飲料への信頼を示しているのに対して、ミレニアル世代(1980~1994年生まれ)では67%、Z世代(1995~2010年生まれ)で62%と数字が落ちています。若い世代はブランドが行っているマーケティングを100%は信用せず、また、ブランドに対して求めるレベルが上の世代よりも高い傾向があるようです。

収入によっても信頼度の違いが出ています。全体的にみると、収入の高い家庭は食品・飲料への信頼度は高く、10万ドル(約1,300万円)以上の収入がある家庭の82%が食品・飲料メーカーを信用していると答えています。一方で、5万ドル(650万円)未満の家庭では69%でした。

また、食品・飲料ブランドへの忠誠度についても調査が行われ、消費者は何故そのブランドを好むのか、別のブランドと何が違うのか、その要因が示されています。

まず価格が1番の要因のようで、これは意外ではないですが、特に現在の世界的な食料価格高騰とインフレによって食料品スーパーの価格が劇的に上がっています。2番目の要因は品質です。消費者は品質には常に注意していて、高品質ということよりも、いつでも同じ品質であることを商品やブランドに期待しています。

ベビーブーム世代(1940~1959年生まれ)のような年齢層の高い消費者はこれらの要因を重視する傾向にありますが、ミレニアル世代(1980~1994年生まれ)やZ世代(1995~2010年生まれ)の若い世代は、カスタマーサービスの良さや、サステイナビリティ(環境にやさしい)、商品やブランドに対する評判の良さを重視する傾向にあるようです。

ただ、信頼が高ければ忠誠度が下がることはないかというとそうではないようです。食品・飲料メーカー側も認識しているようですが、34%の消費者が1度信頼を失うと別の商品・ブランドにくら替えし、25%はもう二度とその食品・飲料またはブランドの商品を食べない(飲まない)と答えています。この数字は食品・飲料以外の商品に対するものよりもかなり高い結果となっています。

消費者からの信頼を失う原因については、カスタマーサービスが悪いことが32%(成人消費者)、商品の品質が悪くなったが29%ですが、一方で、31%の消費者は信頼を失ったブランドの食品・飲料でも飲食を検討すると答えているようです。

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