高齢者がクランベリーを毎日食べると記憶力と脳機能が改善されると最新の研究が示す

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人が長生きするようになるにつれて、高齢者の抱える病気への対処が今後ますます必要になってきています。例えば、アルツハイマー病インターナショナルによると、世界では5,500万人以上の人が認知症を患っているとされています。しかもこの数字は20年ごとに倍増し、2050年には約1億4,000万人にまで達するとの事です。

最新の研究では、高齢者が毎日クランベリーを食べると記憶力と脳機能が改善されることが示されました。

クランベリーはアントシアニン、プロアントシアニジン、フラバノール、ヒドロキシケイ皮酸などのポリフェノールや抗酸化、抗炎症、抗菌、その他の効果を持つ生物活性化合物が豊富に含まれていますが、認知改善に関する効果についてはよく知られていません。

研究では、12週間の偽薬(プラセボ)対照試験(評価対象の治療を受ける被験者のグループに加えて、別のコントロールグループが実際に効果がないように特別に設計された偽の「プラセボ」治療を受ける、薬物療法をテストする方法)が50~80歳の60人に対して行われました。内容はフリーズドライのクランベリーパウダー(1カップまたは100gのクランベリー相当)またはプラセボ(別のパウダー)を毎日摂り、本物のクランベリーパウダーを摂った場合には1日に281gのプロアントシアニジンと20mgのフラバノール、59mgのアントシアニンを余分に摂れる計算になります。

この試験では以前に認知症や重大な神経学的疾患または記憶愁訴と診断された方々は対象から外れています。

毎日のクランベリー摂取が認知、脳機能、神経伝達のバイオマーカー(生体指標)における影響を測定するために、被験者に対して記憶力、実行機能(目標のための計画を立て、目標を達成するために自分の行動や思考、気持ちを調整する脳機能)、血液サンプル、MRIスキャンなど広範囲な認知評価が12週間の試験前後に行われました。

その結果、毎日、1カップのクランベリーを12週間以上食べ続けると、エピソード記憶(個人が経験した出来事に関する記憶)機能と神経機能が改善されることが示されたのです。

クランベリー摂取による作業記憶と実行機能への変化は示されませんでした。一方で、ブルーベリー、コンコードグレープジュース、オレンジジュースなどの別のフラバノールが豊富なジュースはこれらに効果があることが示されています。

同様に、研究で12週間以上にわたりクランベリーを摂取した被験者には、大脳灰白質病変または白質病変(血の巡りが悪くなり、脳の毛細血管に血液が流れず脳に変化した部分がある状態)の再編への影響は確認されませんでした。

おもしろいことに、クランベリーの摂取によってLDL(悪玉)コレステロールと総コレステロール値が大きく低下したことも示されています。

この研究や、他の食品や飲料の認知機能改善効果に関する研究は、治療が難しいこの病気に対する解決策となりうるかもしれません。そうなれば、今後の高齢化社会において人々が年を重ねても質の高い生活を維持することができるでしょう。

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