アメリカ健康市場で注目されている食事法

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誰もが一度は体重を落とそうと、何かしらのダイエットを試したことがあると思います。世の中には多くのダイエット方法がありますが、人によっては何年もかけて、いろいろなダイエット方法を試し、体重が落ちてはまたリバウンドで元の体重に戻ることの繰り返しも。

ダイエットをすることで体重を落とすことができるのは確かですが、それによって必ずしも健康になるというわけではありません。特に多くのダイエット方法は短期的なもので、いつまでも継続することはできません。

ここで紹介しますアメリカ健康市場で注目されている食事法にもメリット・デメリットがあります。ただ体重を落とすことだけを目的にすると、大きく健康を害することにもなりかねません。

一つの方法だけを実践する必要はありません。体重を落とす、筋肉をつける、健康な体を保つには、自分の体にはどの栄養が必要で、食事法が適しているのかを判断しながら、長く継続できることが理想です。

見た目だけではなく、心も体も健康になるような食事方法を実践しましょう。

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注目されている食事法

アメリカ健康市場では下記の食事法がよく話題にあがり、実践されています。

  • アトキンス・ダイエット(The Atkins Diet)
  • HCGダイエット(The HCG Diet)
  • パレオ・ダイエット(The Paleo Diet)
  • ケトジェニック・ダイエット(The Ketogenic Diet)

それぞれを、メリット・デメリットとともに見ていきましょう。

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アトキンス・ダイエット(The Atkins Diet)

アトキンス・ダイエットは、1970年代にロバート・アトキンス心臓専門医によって考案されました。この食事法では、カロリー制限よりも食事の仕方を変えることで、早く、持続的に体重を落とすことができるとされています。

方法としては、食事の中で炭水化物摂取量を抑える、またはゼロにし、代わりにタンパク質を多くとるということです。

メリット:

  • 血糖値が急上昇・下降しなくなる。
  • 体が炭水化物を脂肪に変えることなく、逆に蓄積された脂肪を燃焼させることができる。
  • 実践した多くの方々が短期的なダイエット(体重減少)に成功したとの研究報告がある。

デメリット:

  • 長期的な研究結果についての報告がない。
  • 過剰なタンパク質・脂肪の摂取が問題となるとの研究結果報告がある。
  • 乳製品や赤身の肉に含まれている飽和脂肪を摂り過ぎると、癌、糖尿病、腎臓病、骨粗しょう症などを引き起こす可能性が高くなると研究報告されている。

この食事法については、短期的にダイエット効果が得られる一方で、長期的に実践すればするほど健康被害の可能性が高まることを認識することが重要です。

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HCGダイエット(The HCG Diet)

1950年代にイギリスの内分泌学者アルバート・シメオンズによって考案されたこの食事法は、おそらく5つの中では一番大変な食事法です。実践すれば、1日に0.5~1kgの体重を落とすことも可能です。

方法としては、HCGホルモン注射と1日のカロリー摂取量を500kcalだけに抑えることの組み合わせです。

HCGとは、Human Chorionic Gonadotropin:ヒト絨毛性(じゅうもうせい)ゴナドトロピンのことで、女性が妊娠中に生成するホルモンです。HCGを注射することで、食欲を抑え、代謝を上げて脂肪を燃焼させ、筋肉も落ちないとされています。

メリット:

  • 長続きしない。
  • 止めたとたん、急激に体重が戻る。
  • HCG注射の効果を実証する研究報告はない。
  • 重大な健康問題が生じる可能性がある。

減量効果が顕著に見られるのは極端なカロリー制限によるもので、ある研究では、HCG注射を実際に打った方と、HCG注射だと思い込ませて実際には打っていない方の減量効果比較を行ったところ、大差は無かったという報告もあります。

アメリカ食品医薬品局(FDA)はこの食事法は、危険性が高く、健康被害をもたらすため、消費者に行わないよう注意喚起をしています。実際に入院した例も報告されています。

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パレオ・ダイエット(The Paleo Diet)

パレオ・ダイエットは、ローレン・コーデインが2002年に出した著書「The Paleo Diet」によって知られるようになりました。イートンの「旧石器時代の栄養」に影響を受けた彼は、狩猟採集から農業への生活様式移行が今日見られる多くの健康被害をもたらしたと考え、旧石器時代の食事を推奨しています。

方法としては、高タンパク質の自然食品を食べ、炭水化物の摂取量を低く抑えます。健康に良い単飽和脂肪やオメガ3脂肪も多く取ることになります。非でんぷん性の新鮮な果物や野菜を食べるのは良いですが、全粒穀物は認められていません。乳製品、豆類も体に炎症を起こすため、避けます。

メリット:

  • 減量効果が期待できる。
  • 血圧がより安定する。
  • トリグリセリド値が下がる。

デメリット:

  • 旧石器時代の食事を全くその通り再現することは不可能。
  • 炭水化物の摂取量が少ないことで、脂肪・筋肉量が減少する。
  • タンパク質を過剰に摂取する(通常必要とされるの2倍以上の量)ことで長期的には健康に悪影響を及ぼす可能性がある。
  • 旧石器時代の食事ではその55%を肉が占める為、がんになる危険性が高まる。

パレオ・ダイエットではできるだけ旧石器時代の食事を行うのですが、現代人の平均寿命は70.5歳なのに対して、旧石器時代の人々の寿命はおよそ33歳です。この点から、この食事法が果たしてどれぐらい健康効果があるのかについて疑問視する声もあります。

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ケトジェニック・ダイエット(The Ketogenic Diet)

ケトジェニック・ダイエットは1921年にラッセル・ワイルダーによって、もともとは、てんかん(癲癇)や発作に苦しむ患者の為に考案された食事法です。

それまでは断食を行うのが発作を抑えるのに一番良い方法でしたが、ケトジェニック・ダイエットによって、発作を抑えながら、適切な栄養を摂ることも可能になったのです。

方法としては、アトキンス・ダイエットやパレオ・ダイエットのように、炭水化物の摂取量を少なくし、タンパク質を多く摂取するのですが、このダイエット法では、さらに多くの脂肪を摂取します。

炭水化物の摂取量を少なくし、体内に糖分が無くなると、体は代わりに肝臓内の脂肪を「ケトン体」に変換し、これをエネルギーとして消費し始めます。この代謝状態になることを「ケトシス」と言います。つまり、エネルギー源が炭水化物ではなく脂肪となることで、カロリー制限をしなくとも脂肪を燃焼し、エネルギーを保ったまま減量が可能となるのです。

このダイエット法では、カロリー全体の75~80%を脂肪、15~20%をタンパク質、5%を炭水化物に割り当てることになります。

メリット:

  • 食欲の低下
  • 他の食事法よりも減量効果が高い
  • 脂肪の燃焼量が多い
  • 血中のトリグリセリド(中性脂肪)の減少
  • 1型・2型糖尿病患者の血糖値、インスリン値の改善

デメリット:

  • 適切に行わなければ、ケトン体が過剰に増え、不健康になる可能性がある
  • 運動競技で良い結果を出すことが目的の場合は適していない(炭水化物を多く取るアスリートの方が良い結果を残しているの研究報告がある)
  • タンパク質および飽和脂肪を過度に摂取すると、肝臓が過剰なタンパク質を糖やブドウ糖に変えて、それをエネルギーとしてしまう(糖新生)
  • 乳製品や卵に含まれる飽和脂肪、また、タンパク質を摂取する肉にはコレステロールも含まれ、それらが心臓病のリスクを高める

デメリットに挙げられる健康被害のリスクについては回避することは可能です。それは、ヴィーガン(完全菜食主義)をこの食事法に取り入れることです。プラントベース(Plant-based)・ケトジェニック・ダイエットとも呼ばれ、原則はケトジェニック・ダイエットに基づきますが、肉、魚、乳製品、卵など動物性食品は食べずにケトシスになることで、ケトジェニック・ダイエットの健康効果を得ることができるのです。

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