体に悪影響を及ぼす内分泌かく乱物質とそれらを避ける方法

健康

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内分泌系は筋肉、骨格、神経系と同じぐらい重要な組織です。ここでは内分泌系の役割と良い状態を保つ方法について説明します。

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ホルモン

よく知られてはいませんが、毎日、人が生きて健康でいられるのはホルモンと呼ばれる特別なタンパク質のおかげです。常にいろいろなホルモンが働くことによって体内の機能が正常に保たれるのです。ホルモンによって気分、疲れ、空腹、性欲が起こり、暑かったり寒かったりを感じることができます。また、ホルモンは体内の血圧や水分と電解質のバランスなど多くの機能を正常に保つ役割があります。これらはホルモンの役割や必要性を示す、ごく一部に過ぎませんが、ホルモンが最適に機能することが生きるには必要不可欠なのです。

ホルモンは体内の内分泌系の一部で、体が機能するにはこの内分泌系がうまく機能していなければなりません。特定の食品や化学物質が体内に摂り込まれると、内分泌系(ホルモン)に特定の悪影響を及ぼします。それらの食品や化学物質は内分泌かく乱物質(またはホルモンかく乱物質)と呼ばれてホルモンの機能に異常をきたし、それによって深刻な発達障害、生殖障害、免疫障害が起こるのです。また、癌の原因にもなり得ます。

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内分泌かく乱物質の及ぼす影響

かく乱物質によって少し違いはありますが、内分泌系に悪影響を及ぼす化学物質は正常なホルモンの活動をマネて過剰な刺激を引き起こします。体は混乱し、より多くのホルモンを作り出し、一方で特定のホルモンが作られなくなります。かく乱物質は細胞内の受容体に結合し、正常なホルモンが結合するのを妨げます。そのため、体内の伝達が行われず、体はうまく反応することができなくなるのです。内分泌かく乱物質は癌の原因になるだけではなく、不妊、出生異常、自己免疫疾患、肥満、糖尿病、ADHD(多動性障害)、睡眠障害、うつ、心臓疾患、自閉症、免疫異常などの原因にもなります。

内分泌かく乱物質にはいろいろとありますが、特に悪影響を与える主なものは:

  • BPA(ビスフェノールA):
    プラスチックや缶詰めの裏地加工に使われ、エストロゲン(女性ホルモン物質)を模倣します。
  • ダイオキシン:
    動物性加工食品に含まれる化学物質で性ホルモンに影響を与えます。
  • アトラジン:
    とうもろこし生産時に多く使用される除草剤で、生殖器系に影響を与えます。
  • フタル酸類:
    ビニールラップやプラスチックの食品容器、プラスチック製のおもちゃ、パーソナルケア製品などに使われ、ホルモン値に影響を与えます。
  • 防炎剤:
    燃えにくくするために使われる化学物質で、ビニールシート、フォームクッションなどに含まれ、甲状腺ホルモンを模倣します。
  • 鉛:
    汚染水などに含まれる重金属で、性ホルモン値を下げ、子どもの発達に影響を与えます。
  • ヒ素:
    玄米や飲料水に含まれる重金属有害物質で、体内での糖・炭水化物処理を妨げます。
  • 水銀:
    魚、汚染水、歯の詰め物などに含まれる重金属で、生殖器系や消化器系に影響を与えます。
  • ペルフルオロ化合物(PFC):
    フッ素加工されている調理器具に使われる化学物質で、腎臓疾患、甲状腺疾患、精子数低下などの原因となります。
  • 有機リン系殺虫剤:
    農作物に使われる殺虫剤に含まれ、神経系に損傷を与え、成長や受胎に影響を与えます。
  • グリコール・エーテル:
    ペンキ、クリーニング剤、化粧品などに含まれ、受胎に影響を与えます。

特に食品や身の回りの製品に何が含まれているのか気をつけるようにしましょう。例えば、以下のようなものです。

  • パーソナルケア製品や衛生用品
  • 家庭のクリーニング剤
  • 食品に含まれる添加物
  • 製品に使用されている保存料
  • 庭で使用する化学薬品
  • 香水
  • 家具やカーペット
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かく乱物質を避けるためには

  • オーガニック食品を選ぶ
  • プラスチック製の食器や容器を使用しない
  • 植物には殺虫剤を使用しない
  • グラスまたはステンレスのボトルを使用する
  • オーガニックまたは自然由来成分のクリーニング剤を使用する
  • 缶詰を選ぶ場合はBPA(ビスフェノールA)不使用の缶商品を選ぶ
  • フッ素加工済み調理器具を使用しない

内分泌かく乱物質(ホルモンかく乱物質)は体の機能に大きな悪影響を及ぼし、重大な健康被害を引き起こすことになります。体を健康に保つには、内分泌かく乱物質を全く、またはできるだけ避けるようにしましょう。

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