冷凍食品の販売数が2021年は減少も、需要の高さは変わらず伸びを見せる

アメリカ食品情報

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市場調査会社IRIによると、2021年に食品・飲料全体の市場価格は6%上昇したのに対し、冷凍食品の価格は3.6%の上昇でした。一方で冷凍食品に対する需要は、ここ数か月は低迷しているものの、2019年から伸びています。

2021年のオンラインでの冷凍食品販売金額は前年と比較すると12%の成長を見せ、実店舗販売では0.9%、オムニチャネルでは2%と緩やかな成長でした。

IRIによると冷凍食品の売上アップは商品価格の上昇によるもので、全体的な販売数量は減少。ただし、オンラインでの販売数量は13%増加しています。一方で、オムニチャネルでの販売数量は1.8%の減少、実店舗では3.2%の減少でした。

夕食やメイン食といった冷凍食品で最も大きいカテゴリーでは価格の上昇率が一番高く6%を記録し、調理済み冷凍野菜や冷凍ノベルティは次いで5%価格が上昇しています。

価格が上がっているにも関わらず、多くの冷凍食品カテゴリーで需要の高さが示されています。例えば、夕食・メイン食、冷凍ノベルティ、冷凍鶏肉、朝食用食品、前菜、スナックロール、これらは全て2021年は前年よりも金額、数量ともに伸びていました。

一番大きな減少となったカテゴリーは未調理の冷凍野菜で、金額で10.4%、数量で10.2%のマイナスでした。その他、調理済み野菜、アイスクリーム・シャーベット、ピザ、未加工鶏肉が販売数量で5%以上のマイナス、金額でも前年よりマイナスを記録し、これらは需要が低かったことを示しています。

価格の上昇を受けて、消費者の購買にも変化が見られています。IRIによると、48%とほぼ半数の消費者が前年よりも食料品の価格が上がったと認識し、45%が食費を抑えようとセールを狙って買物をしている。また、33%が余分な買い物をしないようにし、20%がより安いブランドの商品へと移行したとの事でした。

また、2021年で非常に大きな成長を見せたのがPB冷凍商品のオンライン販売です。PB冷凍前菜商品、スナックロールが最も高く、金額で約80%の成長率を記録し、次いで調理済み野菜とシーフードでした。実店舗では鶏肉、シーフード、牛肉、未調理野菜、じゃがいも、たまねぎなどのPB冷凍食品が25%の市場シェアを獲得しています。

オンライン販売の大きな成長に伴い、冷凍食品の受け渡し方法では配達が実に57%を占めています。

植物性食品も冷凍食品の中で人気が高く、2021年の植物性食品全体の売上の22%を占めています。ただし、植物性冷凍食品も他の食品と同様に値上がりがあり、2021年の売上数量は18%増加しているものの、売上金額では減少となりました。植物性冷凍食品の中で売上の大きいカテゴリーは夕食・メイン食、代替肉、デザートで、植物性冷凍食品全体の87%にのぼります。

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