亜鉛で免疫力を高める

健康

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免疫力を高めるにはどうすれば良いかについては誰もが考えることです。ビタミンCやビタミンDをもっとたくさん摂れば免疫力が上がると考える人もいるでしょう。実は亜鉛は免疫が最適に機能するのに重要な役割を果たします。この微量栄養素でミネラルは様々な部分で体にとって無くてはならないものなのです。

亜鉛が不足するとより病気にかかりやすくなります。亜鉛は体内の数多くの機能を担っていて、少なくとも100の酵素作用に関わっています。強くて高い免疫力を維持することは健康にとって欠かすことはできません。

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亜鉛とは

亜鉛は免疫組織に必要な微量元素です。少量でも期待できる効果を得ることが出来ますので多く摂る必要はありません。成人の男女に対する亜鉛の推奨摂取量はそれぞれ11mg/日と8mg/日とされています。体は亜鉛を作り出すことはできませんので、食品を食べたりサプリメントでこのミネラルを摂る必要があります。

亜鉛不足は世界中でよくあることですが、特に途上国で多くみられます。体は感染予防、傷の治癒、DNAの形成など多くのことに亜鉛を使います。食事から摂る亜鉛が不足すると以下のような症状が出始める可能性があります:

  • 髪の毛が抜ける
  • 警戒感が無くなる
  • 原因が分からず体重が減る
  • 傷がうまく治らない
  • 食欲が減る
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亜鉛の免疫にとっての役割

食事から十分な亜鉛を摂って維持することは免疫力を高めるには重要です。亜鉛は免疫組織にとって様々な役割を果たしますので、不足すると免疫力が低下し、風邪や病気に対して抵抗する力が弱まってしまうのです。

亜鉛不足と免疫機能につながりがあるのは明らかな一方で、亜鉛が免疫組織に影響を与える分子メカニズムの解明には研究が続けられています。研究では、体はT細胞を作り出すのに亜鉛が必要であることが示されています。T細胞は免疫組織に必要で感染を予防するのに役立ちます。

季節の変わって寒くなるとインフルエンザや風邪の感染が広がりますので、免疫力を高めて風邪などへの抵抗力をつけることが大切です。亜鉛の摂取量を増やすだけでなく、免疫力を高めるためには他にも、ストレスを減らす、運動をする、手洗いを行うなども合わせて実践しましょう。

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免疫組織に対する亜鉛の5つの効果

免疫組織を補助する

亜鉛はウイルスや菌にひそむタンパク質を分解する体内酵素を活性させます。

オーストラリアの研究者によって亜鉛が世界で最も多くの犠牲者を出している菌の1つを「餓死」させることが発見されました。肺炎レンサ球菌は肺炎、髄膜炎、その他深刻な感染病を引き起こし、毎年100万人以上の人が亡くなっています。研究者達は亜鉛がタンパク質の供給を止めてマンガンを摂れないようすることを発見し、このことが亜鉛が感染症拡大に極めて重要な役割を担っていることを示しているのです。

一般的な風邪に対処する

亜鉛の病気に対する効果について、一般的な風邪を和らげることが挙げられます。研究では亜鉛が風邪にかかる期間を短くするのに役立つことが示されています。Open Respiratory Medicine Journalに掲載された研究によると、亜鉛ドロップ(あめ)によって風邪にかかる期間が40短縮したとされています。

また他の調査では、亜鉛は風邪にかかる期間を短縮し、風邪の症状も和らげることが示されています。この調査では亜鉛ドロップ(あめ)やシロップの効果について調査されていて、健康な人は亜鉛ドロップ(あめ)をなめると初期症状が始まってから24時間以内に症状に改善が見られたとのことです。

亜鉛は免疫機能を安定化させて維持するためには必要不可欠な栄養素で、多くの市販風邪薬や自然療法でよく見られます。ニンニクやショウガと同様に亜鉛も自然由来の薬として常備するものの1つに加えると役立つでしょう。

炎症をやわらげる

亜鉛が体内の炎症をどのようにやわらげるかの研究がますます増えています。炎症は体の免疫反応の1つで、傷や感染に対する自然な反応です。炎症は体に治療をスタートさせるよう信号を送っているのです。ただし、過度な炎症は免疫組織を反応させ続け、細菌や外部からの異物が無いときにまで反応を起こしてしまいます。慢性的な炎症は心臓病、糖尿病、癌、関節炎などにつながります。

オハイオ州立大学のある研究では、亜鉛は炎症のコントロールが効かなくなるのをおさえて感染に対応するのに役立つことが示されています。研究では炎症が慢性化して体に影響が出る前に炎症をおさえることで免疫組織を助けるとされています。さらに、感染が起こった際に亜鉛が十分でない場合には炎症がひどくなることも研究では明らかになっています。

傷の治りをよくする

亜鉛は傷の治癒にも重要な役割を果たします。亜鉛の役割の1つには肌の状態を正常に保つことが挙げられます。潰瘍(かいよう)や傷が長引く人が亜鉛不足であることはよくあります。あるスウェーデンの研究では、亜鉛を傷に直接つけると炎症を和らげ、菌の増殖をおさえるとともに治癒を促進することが示されています。

亜鉛は傷を直すあらゆる場面で重要な役割を果たすのです。傷が治り始める初期の段階から血液の固まり、傷痕(きずあと)の形成まで、亜鉛は必要不可欠です。亜鉛が不足すると傷の治りにとって悪影響を及ぼすでしょう。

年を取ることでかかる病気のリスクを減らす

普段の食事やサプリメントで亜鉛を十分に摂ることは年齢とともにかかる慢性的な病気のリスクを下げることにつながります。亜鉛は免疫組織の刺激への反応に影響を与えます。研究では、亜鉛不足が、特に高齢者の心疾患、癌、糖尿病などの慢性疾患に対して影響があることが示されています。

これらの病気は炎症とつながりがあり、人生の後半でよく現れる傾向があり、また高齢の方は亜鉛が不足するリスクも高くなります。

亜鉛をより多く摂るには

亜鉛は体内で非常に多くの重要な作用に関わっています。栄養素を代謝させ、体の細胞を修復し、免疫組織を安定化、維持します。体は亜鉛を作り出すことができず、また蓄えることもできません。つまり、亜鉛が豊富に含まれる食品やサプリメントから毎日摂る必要があるのです。

食事から栄養素を摂るのが一番良い方法です。健康的なバランスの取れた食事をとることは自然な方法で、そこに亜鉛が豊富な食品を加えるだけです。亜鉛をより多く摂るためにそういった食品を食べることを意識しましょう。

亜鉛が豊富に含まれている食品例:

豆類:ひよこ豆、レンズ豆、エンドウ豆など
シード(種)類:カボチャの種など
全粒穀物
豆腐、テンペ
椎茸
キヌア
ほうれん草
ココアパウダー
アボカド
アスパラガス

免疫組織は複雑です。免疫を強く高くするには多くの要素が関係しています。1つのことだけを行って感染や病原菌を100%予防することはできません。免疫力を高めるには他にもできる多くのことがあるのです。

例えば、寒い時期にはキノコ類を食べることで免疫力を高める方法もあります。レイシ、ヤマブシタケ、舞茸などは全て、免疫力改善、抗酸化作用があり、体内のフリーラジカルを減らすのに役立ちます。

亜鉛は人間が生きていく上で必要な微量元素・栄養素です。免疫が正常に機能して、生まれてから健康的に成長し年を取っていくのに重要な役割を果たします。ミネラルの中では控えめな評価をされていますが、免疫力を高める為に是非食事の中に取り入れ、十分な量を摂るようにしましょう。食事に加えるのは簡単です。豆類やシード類、キノコ類をサラダに加えるだけでも良いです。それでも不十分だと思う場合はサプリメントも良い選択肢です(その場合は医師に相談しましょう)。

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